冬キャンプで初心者ファミリーがよく悩むのが、朝のテント内の結露。
私も初めての冬キャンプで寝袋やテントの内側がびしょびしょで慌てたことがあります。でも、結露も少し工夫すればある程度は対策できるんです。
この記事では、私の体験談を交えながら、初心者ファミリーでもできる結露対策をまとめました。外側の結露対策や、あると便利なグッズなども合わせて紹介していきます。
冬キャンプの結露、どうして起きるの?

結露は寒暖差と湿気が原因
テント内は暖かく、外は冷たい冬の夜。この寒暖差に加え、家族の呼吸や暖房で湿気が増えると、水滴となってテントや寝袋に付いてしまいます。
テント内の人が多いと呼気やなども湿度の原因に
我が家は子ども2人+大人2人で寝ると、息と汗で湿度がいっぱい。
初めての冬キャンプでは、朝起きたらインナーテントがびしょびしょになっていました。
ファミリー向け結露対策7つのポイント

① 夜は少し換気する
テントのジッパーを少し開けるだけで空気が循環し、結露を抑えられます。
寒くても少しだけ開けて寝るのがポイント。ベンチレーションがついていれば活用します。
② 暖房は寝る直前までに弱める
暖房器具をつけっぱなしにすると湿気がたまり、結露が悪化します。
寝る30分前に暖房を弱めて、テント内が温まりすぎないようにします。
③ 空気を循環させる
小型のUSBファンやサーキュレーターでテント内の空気を動かすと、結露が付きにくくなります。
④ 湿気をすうものをテント内に置く
個人的に気に入ってるのがホームセンターなどで手に入る除湿剤を使う方法!
テントの隅や濡れたら困るもの、湿気を吸いやすいものの近くに置いています。私は床に直置きするものを使っていますが、色々なタイプがありますよ。
同じ素材でシート状の物があるので敷いたり吊るしたりするのもおすすめです。
新聞紙を使うという方法もあるようです!
⑤ 通気性のいい構造のテントを使用する
フライシートとインナーテントの間に空気層があると、ないものに比べて結露しにくいです。
⑥ 湿気を吸いやすい素材のテントを選ぶ
メジャーな素材のポリエステルやナイロンは結露しやすい素材です。コットンやポリコットンなどのテントを検討するのもおススメ。
⑦ 朝の撤収前に少し乾燥タイム

朝起きたら吸水タイプのワイパーで水滴を落としていきます。
このひと手間で、撤収時もかなり楽になりますよ。
吸水性のあるクロスやタオルでテント内の水滴をふき取るのも効果的
テント外側の結露対策

- ワイパーやスクイージーを使う
窓用の小型ワイパーなどでまとめて水滴を落とすのがおすすめ。
タオルで拭くより短時間で乾燥します。 - タイミングは朝一番
朝一番に水滴だけ落としておけば撤収するころには自然と感想していきます。
ファミリーならではの工夫

- 子どもが濡れない寝る位置を決める(マット+寝袋の順番)
- 余裕を持った大きさのテントを選ぶ
テント内の外側は結露しやすいです。寝相が悪い子供は転がって湿ったテントの方へ行ってしまうので真ん中に寝かせるようにします
また、テント内の密度が高いと結露しやすいので、設定されている人数よりも余裕を持った大きさのテントがおすすめ!
やってはいけないNG対策
- 密閉したまま暖房をつけっぱなし
- テント内で調理する
- 結露を拭かずにそのまま収納 → カビや臭いの原因
- 結露=キャンプ失敗と決めつけること
寒さ対策でついやってしまうのがテント内の空気を完全に閉じ込めること。呼吸や調理で出た水蒸気が逃げ場を失い、結露の原因に直結します。
→ おすすめは:ほんの少しベンチレーター(通気口)を開けて、空気を循環させること。
テント内の温度差が緩やかになると、結露もぐっと減ります。
暖をとったり料理をしたりしたくなりますが、燃焼系の器具は水蒸気を大量に発生させます。
結果、結露が一気に増えて、天井から水滴が垂れることも…。
ストーブを使うなら、一酸化炭素警報器+換気の徹底をセットで。
料理はできるだけ前室や外で行うのがベターです。
まとめ|結露対策は「工夫」と「グッズ」の組み合わせで快適に
冬キャンプの結露は、寒暖差と家族の湿気が原因の自然現象。
でも、ちょっとした工夫と道具の組み合わせで、朝のびしょびしょ寝袋や濡れたテントに悩まされることはほとんどなくなります。
ポイント
- 換気と空気循環:テントのジッパーやメッシュ窓を少し開ける、USBファンで空気を動かす
- 吸湿グッズの活用:吸湿マット、除湿シート、ホームセンターの吸湿剤で床や寝袋の湿気を吸収
- 外側結露の処理:ワイパーやスクイージーで朝の水滴をまとめて落とす
結露を完全にゼロにするのは難しいですが、「起きてからのストレスを減らす」工夫があれば、初心者ファミリーでも快適に冬キャンプを楽しめますよ。




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