最近よく見かけるようになった「母子キャンプ」。
我が家の場合は、パパがアウトドアがあまり得意ではないので、母子キャンプが基本スタイルです。
もちろん、パパも一緒のキャンプも楽しいですが、ママと子どもだけのキャンプにはまた違った楽しさがありますよね。
とはいえ、初めての母子キャンプとなると
「危なくないかな?」「ママ一人で全部できるかな?」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、母子キャンプで気をつけたいポイントや、その解決策についてご紹介しています。
実際に私が体験して工夫していることや、感じたことをまとめてみました。
これから母子キャンプに挑戦してみたいという方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
母子キャンプのメリット

我が家の場合、パパの休みは基本的に土日。
世間の休日と重なるため、キャンプ場の予約は取りにくく、料金も高めになりがちです。
でも、母子キャンプなら話は別。
夏休みや春休みなど、子どもの長期休暇を活用して平日に予約できるのが大きな魅力!
普段は予約が取りにくい人気のキャンプ場でも、平日ならすんなり予約できることがあります。

人気のキャンプ場っていつもは予約が大変ですが、平日だとあっさり取れちゃうこともあるんです!
子供の成長にもつながるかも

小学生くらいのお子さんがいると、キャンプ中に手伝ってもらえることがたくさんあります。
普段はパパがいて、大人だけで事足りてしまう場面でも、ママとだけのキャンプになると、子どもたちも「自分がやらなきゃ」と思うのか、自然とたくさん手伝ってくれるんですよね。

我が家は兄妹なのですが、特に長男は「頼られること」が嬉しいようで、とても積極的に動いてくれます
母子キャンプは、子どもにとって「頼られる体験」ができたり、協力の大切さを感じられたりと、学びの多い時間になる気がしています
もちろん、母子だけでのキャンプは楽しいことばかりではなく、普段以上に大変なこともたくさんあります。
そこで、私自身が日ごろ注意していることと、そのために工夫している対策をまとめてみました。
母子キャンプって危ない?怖い?

母子キャンプを考えている方にとって、やはり一番気になるのは「安全面」ではないでしょうか。
子どもから目を離しやすい場面があったり、ママだけだと「盗難に遭わないかな?」「子どもが事故や事件に巻き込まれないかな?」と心配になる方もいると思います。
ですが、私自身はこれまで母子キャンプで怖い思いをしたことや、危険な目に遭ったことは一度もありません。おそらく、ファミリー層が多く訪れるキャンプ場を選んでいるからかなと思います。
そもそも、キャンプ場を利用する際には、予約時などに個人情報を登録していますよね。
それに、たとえ外部から誰かが侵入したとしても、どのテントにどんな人が寝ているかなんて、普通は分かりません。
あえてそんなリスクの高い行動をしてまで、キャンプ場で犯罪を起こす人がいるのかな…と考えると、正直あまり現実的ではない気もします。
ただ、あまりに安すぎるキャンプ場の中には、マナー面で少し心配な話を聞くこともあります。
たとえば、
- 夜間にスタッフが常駐しておらず、何かあっても対応してもらえない
- 夜中まで酔っ払いや外国人グループが騒いでいた
- 昼間には、上半身裸の若者集団がバーベキューグリルでキャンプファイヤーのような大きな炎を上げてはしゃいでいた
といった声もあります。

母子キャンプじゃなくても、ちょっと嫌ですね💦
母子キャンプの防犯対策

ここからは母子キャンプの安全、防犯対策についていくつか紹介します。
- 防犯ブザーを持っていく
- ファミリー層の多いキャンプ場を選ぶ
- オートキャンプ場を選ぶ
- 夜間もスタッフがいる所を選ぶ
- 安すぎる所は利用しない
- 入口に男性用の靴を置く
- コテージも選択肢に
お守り代わりに、小学校で使うような防犯ブザーを持っていくと安心です。
使う場面がないのが一番ですが、いざというときのために子どものバッグなどに付けておくと、親としても少し心強いですよね。
母子キャンプで大切なのは、やっぱりキャンプ場選びです。私は、閑散とした静かな場所よりも、ファミリー層が多くにぎやかなキャンプ場を選ぶようにしています。

そういった場所はスタッフが常駐していることも多く、防犯面でも安心です。
また、車をテントのそばに停められるオートキャンプ場なら、何かあったときは車中泊もできますし、フリーサイトの場合は、家族連れが多いエリアの近くにテントを設営すると安心感があります。
さらに、よく知られているアイデアですが、夜間はテントの前に男性用の靴を置いておくことで、中に男性がいるように見せるのも防犯対策のひとつです。
それでも不安がある方は、コテージ泊を選べばより安全にキャンプを楽しむことができますよ♪
コテージ泊についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
子供を見る目が少なくなる

個人的には、防犯面以上に一番注意したいのが「事故」です。
ママひとりでテントの設営や調理をしながら、子どもを見ていなければならない状況では、どうしても目を離しがちになってしまいます。
キャンプ場は山の中にあることが多く、少し奥に入るだけで迷って戻れなくなる危険もありますし、
水辺など普段とは違う遊び場では、子どもが加減を知らずに思わぬ行動をすることも考えられます。
小さな子はもちろんですが、小学生でも目の届かない場所へ子どもだけで行かせるのは絶対にNGです。
母子キャンプで子供から目を離さないための工夫
私が実際に工夫しているのは、子どもをその場にとどまらせることです。
たとえばテントの設営中は、おやつタイムにして、どこかに行ってしまわないようにしています。
他にも、
- 簡単な作業を一緒にやってもらう
- 小さい子ならお絵描きやおもちゃで遊ばせる
- どうしても手が離せないときは、必要に応じてゲームやスマホに頼る
など、状況に合わせて工夫しています。
ちなみに我が家では、キャンプ場に着いたらまずテーブルを出すか、オートキャンプ場なら車の中でご飯やおやつを食べてもらうのが定番。

食べているときはおとなしくしてくれるので、助かってます笑
好奇心旺盛なお子さんなら、簡単なお手伝いをお願いするのもおすすめです!
とはいえ、作業の内容はあくまで子どもの年齢や性格に合わせて、楽しみながら参加できる程度にしています。
たとえば小さい子なら、プラスチックのハンマーでペグ打ち“ごっこ”をするだけでも十分!

手伝ってくれたときは、「とっても助かったよ!」と、しっかり感謝を伝えてたくさん褒めるようにしています。
…とはいえ、子どものテンションがいまいちなときは、素直にゲームやスマホに頼ることもあります
とにかく一番大事なのは、子どもが自分の目の届く範囲にいること。
そのための工夫は、無理なく、柔軟にやるようにしています。
とにかく疲れる!

母子キャンプは、とにかく体力を使います。
準備、運転、設営、調理、撤収、また運転して帰宅して、さらに後片付け…。
すべてをママひとりでこなしながら、子どものケアもするとなると、どうしても疲れが翌日まで残ってしまうこともあります。
特に、帰りの運転中に眠気との戦いになることも…。
そんな経験から、私はなるべく遠すぎないキャンプ場を選ぶようにしています。
「楽しかったね」で終われるためには、自分自身の負担を減らす工夫も本当に大切ですよね。
母子キャンプで疲れないための工夫
母子キャンプで疲れないための工夫
- ご飯は手抜きメニュー
- 炭は使わない
- 洗い物を減らす
- 荷物を減らす
- 家から近いキャンプ場を選ぶ
疲れないためには、自分の負担を減らす事が大事。
私の場合、ごはんはカレーやおでんなど炭を使わず簡単に作れるメニューをカセットコンロで調理しています。
使用しているのは「イワタニのタフまるJr」。
コンパクトですが、母子キャンプなら十分な大きさなのでおすすめ!
こちらの記事で詳しいレビューを載せています。

料理の手間はなるべく省くのが、母子キャンプを楽しむコツ。
具材はあらかじめ切った状態で持参し、現地では炒めるだけ・煮るだけのシンプルな調理にしています。
お昼ごはんはカップラーメンやパンなどでサッと済ませるのも、無理なく続けるための工夫のひとつです。
また、洗い物を減らす工夫も大事。たとえば、汁気のない料理はお皿の上にペーパーを敷いたり、油汚れが気になるものは最初から紙皿を使うことで、後片付けがぐっと楽になりますよ。
バーベキュー以外のキャンプご飯を紹介したこちらの記事では、炭を使わず作れるメニューも掲載しています。
男の子の場合、お風呂問題も

キャンプ場には、シャワールームやお風呂、時には温泉があるところもありますよね。
ただ、小学校中学年以上の男の子がいる場合、「ひとりで入らせるかどうか」という問題に直面することも。

小学校4年生くらいの男の子を、女湯に一緒に連れてくる方もたまに見かけますが、
こちらも娘を連れている立場としては、正直ちょっと戸惑ってしまうこともあります。
夏ならシャワー、冬なら入らない選択も
このあたりはもう、割り切りも大事かなと思っています。
夏場であれば、コインシャワーなどをサッと利用するだけでも十分ですし、
冬場なら、そもそもお風呂には入らないという選択肢もアリだと思います。
お風呂に入らない場合でも、最低限のケアができるアイテムを持っていくと安心です。
たとえば、
- 汗ふきシートやボディシート:全身をさっぱりさせたいときに便利。メントール入りなら夏に、無香料タイプなら子どもにも使いやすいです。
- ウェットティッシュ(大判タイプ):顔や首まわり、手足などを拭くのにも使えます。
- ドライシャンプー(スプレータイプやシートタイプ):髪のベタつきが気になるときに便利です。
- 着替えを多めに持って行く:汗をかいたらすぐに着替えられるようにしておくと、気持ちよく過ごせます。
短期間のキャンプなら、こういったアイテムで十分快適に過ごせますよ♪
まとめ

今回は、母子キャンプのポイントをまとめてみました。
とにかく大切なのは、程よく手を抜いて、自分の負担を減らすこと!
あれこれ詰め込みすぎると、時間に追われてしまい、体力も奪われて…
疲れてイライラしてしまう原因にもなります。

だからこそ、少し余裕を持てるくらいがちょうどいいんじゃないかなと思っています。
母子キャンプは、正直けっこう大変です。
でも、子どもを頼りにしながら一緒に乗り越えるキャンプは、きっと子どもの成長にもつながるはず。
我が家の長男も、「パパがいない分、自分が頑張らなきゃ」と思うのか、とっても張り切ってくれます。
その姿がとても頼もしくて、私はとにかくたくさん褒めるようにしています♪
ぜひ、無理のない範囲で母子キャンプを楽しんでみてくださいね。
きっと、子どもとの思い出がまたひとつ増える素敵な時間になるはずです♪
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