待ちに待った夏!
キャンプやアウトドアに楽しみな予定が沢山ですよね!
ただ、ファミリーキャンプで気になるのが暑さ対策。
私が子どもの頃は、「キャンプ=夏」が当たり前でしたが…
最近の夏は、昔とは比べものにならないほどの暑さですよね。
それでも、せっかくの夏。
やっぱり子どもと一緒にアウトドアを楽しみたい!という方も多いですよね。
そこで今回は、夏キャンプを快適に過ごすための「暑さ対策」や「熱中症予防のアイデア」、
そして、実際に持って行って便利だったアイテムなどを、ママ目線でご紹介していきます。
「暑さが気になるけど、夏の思い出は作りたい!」
そんな方に、少しでも参考になれば嬉しいです♪
初めて真夏のキャンプを経験される方にもわかるように詳しく解説していきます!
夏キャンプの暑さ対策はキャンプ場選びから!
対策①山のキャンプ場・水辺のキャンプ場を選ぶ

夏のキャンプ場選びでおすすめなのは、標高の高い山間部のキャンプ場です。
日中は多少暑くても、夜はひんやり寒いくらいになることも多く、過ごしやすさの面でもかなり快適です。

さらに、林間サイトのように木陰が多い場所を選べば、日中も比較的涼しく過ごせます。
実際、標高の高い山のキャンプ場を選べば、記事の後半で紹介するような細かい暑さ対策がほとんどいらないくらい、快適に過ごせるんです。
それくらい、「場所選び」は夏キャンプの大事なポイントだと思っています。

とはいえ、山でも日中は暑くなることがありますよね。
そんなときにおすすめなのが、近くに水辺があるキャンプ場!
川や湖、海沿いのキャンプ場など、水に触れられる環境があるだけで体感温度がまるで違います。
とにかく水遊びができれば、暑さなんて忘れて一日中楽しめますよ♪。
対策②電源サイトを選ぶ

標高の低いキャンプ場や平地の場合は、電源サイトを選ぶのが断然おすすめです。
電源サイトとは、各区画にコンセントが設置されているサイトのこと。通常のサイトより500〜1,000円ほど料金が高いことが多いですが、その分、扇風機やサーキュレーターなど電気製品が使えるのはとても大きなメリットです。
「電気を使ったらキャンプじゃない」なんていう声もありますが…
暑さや寒さは体調や命にかかわる問題。
特にファミリーキャンプの場合は、安全・快適に過ごすことが一番大切なので、
私は夏や冬は迷わず電源サイトを選ぶようにしています

最近では、電源がなくても使える扇風機もたくさん出ていますよね!
選ぶときのポイントは人それぞれだと思いますが、私が重視しているのは以下のような点です:
- 首振り機能があること
- 風量の強弱が調整できること
- 充電式と乾電池式、どちらにも対応していること
こういったポイントを基準に、我が家でもいくつかのポータブル扇風機を使い分けています。
ただ、やっぱり風力や安定性は電源付きの扇風機には敵わないなぁ…と感じる場面もあります。
もし電源サイトが取れなかった場合や、そもそも電源が無いキャンプ場を利用するなら、
ポータブル電源を用意しておくのもおすすめです!
扇風機はもちろん、スマホの充電やライトなどにも使えて、夏も冬も一台あると安心感が違います。
テント設営時の暑さ対策
キャンプ場に到着したら、まず最初にテントの設営をしますよね。
でも、初心者のうちは設営に時間がかかることも多く、子どもを待たせる時間がどうしても長くなりがちです。

かといって、「川で遊んでおいで」と子どもだけで水辺に行かせるのは危険。
だから我が家では、設営中は子どもがそばで安心して待てるよう、暑さ対策をしっかり準備しています。
たとえば、こんな工夫をしています:
- 簡易テントやタープで日陰を確保
- 携帯扇風機やハンディミストで涼しく
- 凍らせた飲み物や冷えたおやつを渡す
- お絵かきや絵本、動画などで待ち時間を快適に
子どもが快適に待てる環境があれば、親も安心して設営に集中できますし、
キャンプのスタートがバタバタにならずに済むのでとても大切なポイントだと思っています。
対策③水分補給は水筒がおすすめ
暑さ対策でもっとも大事なのが水分補給。
我が家では、自宅から持ってきた水筒を子どもたち一人ひとりに渡しておくようにしています。

クーラーボックスに冷たい飲み物を入れていても、子どもって自分でクーラーボックスを開けて、飲み物を取り出して…というのはなかなかしないんですよね。
その点、マイ水筒があれば子どもも自分のペースで水分をとってくれるので安心。
とくに幼稚園や保育園で普段から水筒に慣れている子なら、自然と頻繁に飲んでくれます。
スポーツドリンクなど、中身を少し変えておくのもいいかもしれませんね!
対策④身体を濡らして気化熱で涼しく

暑い日には、身体を濡らして気化熱で体温を下げるのがとても効果的です。我が家では、水鉄砲や霧吹きで遊びながら涼しくなる工夫をしています。

水辺が近くにあっても、大人が付き添えない場合は絶対に子どもだけでは行かせません。
なので、テント設営中などは、すぐそばでお水遊びをさせるようにしています。
ただし、ここで気をつけたいのが周囲への配慮。
- 他のテントや車に水がかからないようにする
- テント同士の距離が近い場合や混雑しているときは、水鉄砲は避けて霧吹き程度にする
- 地面が泥になりやすい場所では控えめに
キャンプ場ではお互い気持ちよく過ごすためにも、水遊びは場所を選んで控えめにが鉄則ですね!
キャンプ場のマナーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
対策⑤クーラーボックスに保冷剤

我が家では、大小さまざまなサイズの保冷剤をクーラーボックスに入れて持っていくようにしています。
飲み物や食材を冷やすのはもちろん、暑さを感じたときにはタオルにくるんで首や脇を冷やすなど、
熱中症対策にも活用できるのでとても便利なんです。
小さめの保冷剤なら場所も取らず、クーラーボックスの中でも邪魔にならないし、中のものを効率よく冷やしてくれるので一石二鳥!
対策⑥定番のクール系アイテムも忘れずに

夏キャンプの暑さ対策といえば、やっぱり冷却スプレーや冷却タオルなどの“クール系アイテム”は定番ですよね!
特に、テントの設営は本当に汗だく…。
暑い中での作業は体力を奪われやすいので、大人用の暑さ対策グッズも忘れずに持って行くようにしています。
私がいつも持っていくのはこの2つ:
- 服の上から使える冷却スプレー(シュッとするだけでひんやり!)
- 冷却タオル(水に濡らして首に巻くだけでかなり快適)
テント設営や撤収時、どうしても汗だくになってしまう場面でも、こうしたアイテムがあるだけで快適さがまったく違います。

子ども用ばかりに気を取られがちですが、大人の暑さ対策も忘れずに!
写真の商品はこちら。
覚えておきたいテント設営の暑さ対策
対策⑦テント設営の工夫

夏のテントはとにかく熱がこもります!
炎天下で設営してしまうと、日中の熱気が夜になってもこもったまま…なんてことも。
そこで、暑さ対策として覚えておきたいのがテントの設営の仕方です。
おすすめの工夫例
- タープの下にテントを張る
→ 直射日光を避けられ、テント内の温度上昇を軽減できます。 - 夕方の涼しい時間に設営する
→ キャンプ上級者の中には、日が傾いてから設営する人も。バタバタしない方にはおすすめ。 - フライシートを外してインナーテントだけで寝る
→ 雨の心配がない日や風通しを優先したい時に◎ - メッシュ窓を開けて通気性アップ
→ 特に大型テントの場合は、窓を全開&メッシュモードにして風通しを確保するのが基本!
ちなみに我が家は大型テントなので「タープ下に設営」は難しいのですが、
設営後すぐに窓を開けて風を通すなど、“熱がこもらない工夫”を意識しています。
ちょっとした工夫ですが、テント内の快適さが全然違いますよ!
対策⑧木陰は寝室側に来るように張る

夏キャンプでは、テント内の熱がなかなか逃げない問題に悩まされることがあります。
特に、日中に直射日光が当たり続けたテントの寝室は、夜になってもムワッと暑いまま…なんてことも。
そこでおすすめなのが、
少しでも木陰がある場所なら、木陰が“寝室側”にくるようにテントを設営すること。
テント全体を木陰に収められない場合でも、
寝るスペースだけでも日中の直射日光を避けることで、夜の寝苦しさがぐんと軽減されます。
ちょっとした工夫ですが、「快適な夜」を過ごすための鍵になるので、設営前に日陰の位置をチェックしておくのがおすすめですよ!
対策⑨銀マットの“正しい向き”、知っていますか?
インナーテントの中に敷く銀マット。
実は、季節によって「銀色の面をどちらにするか」が違うってご存じですか?
▶ 夏は【銀色の面を下に】
- 地面からの熱を反射して、暑さをやわらげる
- 銀面が上だと自分の体温を反射して逆に暑くなってしまいます
▶ 冬は【銀色の面を上に】
- 地面の冷気をカットしつつ、体温を反射して保温効果アップ
- 銀面が下だと冷気を跳ね返せず、寒さを感じやすくなります
この使い分けを知っているだけで、快適さがぐんと変わります。「銀マットはなんとなく敷いていた」という方も、ぜひ季節によって向きを変えて使ってみてくださいね!
就寝時の暑さ対策

標高の低い平地のキャンプ場では、夜になっても気温がなかなか下がらず、とにかく暑い!
日中はまだ我慢できても、寝苦しい夜は本当にツライですよね。
そんなときに活躍するのが、
☑ 保冷剤
☑ ポータブル扇風機 などのひんやりアイテム!
さらに、2ルームテントを使っている方にはこんな工夫もおすすめ
- インナーテントの出入口は開けっぱなしにして通気確保
- 開けられる窓やメッシュ部分はすべて開放して風通しを最大限に!
※もちろん、虫の侵入対策としてインナーテントのメッシュを閉めておくのは忘れずに。
少しの工夫でも、夜の寝苦しさをぐっと軽減できますよ。
暑さ対策は、快眠のためにもとっても大事です!
対策⑩暑い時期は意外と使わないシュラフ

キャンプ道具の定番といえば「シュラフ(寝袋)」ですが、
夏の低地キャンプでは、正直なくても大丈夫なことが多いです。
日中の暑さが残り、夜も蒸し暑いことが多いので、
タオルケットや薄手のブランケットで十分快適に眠れます。
ちなみに我が家では、
▶ ハイランダーの2in1タイプのシュラフ(薄手側)+タオルケット を用意していますが…
子どもたちは寝てる間に蹴飛ばしてしまって、結局タオル1枚で寝ていることも。笑
もちろん、標高の高いキャンプ場や天候の変化がある時にはシュラフも安心材料になりますが、
平地での夏キャンプでは「寝具の軽量化」も快適さのひとつかもしれません。
楽しい思い出を快適に!

実は、我が家が子ども連れで初めてキャンプをしたとき、
当時3歳だった子どもが、夜中に大泣きして飛び起きて、服を全部脱いでそのまま寝てしまったことがありました💦
朝になると本人はまったく覚えておらずケロッとしていたのですが、その後「キャンプ=暑くて寝苦しいもの」というイメージがついてしまったようで、親として本当に反省しました…。
せっかくの楽しいイベントが「ただ暑かっただけ」になってしまったらもったいない。
だからこそ、子どもたちにとって「楽しい夏の思い出」になるように、しっかり暑さ対策・熱中症対策をして、笑顔で過ごせるキャンプを目指したいですね!
皆さんも素敵な夏休みキャンプになりますように!
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